私が名児耶さんと始めて出会ったのは2002年のフライフイッシングフェスタに上京した時でした。 以前から友人の川野さんからお話は伺っていましたが、実際にお会いするのはこの時がはじめてです。
田舎に住んでいる都合毎年のティムコのカタログを見たり、釣り雑誌の記事を見たりで名児耶さんの存在は知っておりましたが、お髭の具合もよろしく、ちょっと恐そうなお方かな?という印象とは大違い、とても気さくで明るく、温厚な性格の方だとということがスグにわかってホッとした次第でした。
フェスタ会場に着くやいなや、眼の輝きが増し、嬉しさで一杯の表情で車椅子をこぎ、まさに水を得た魚という表現がぴったりのひと時であったと思います。
50歳を過ぎても憧れの人にサインを貰ったよ(ジョアンウルフ)と話す名児耶さんに生活に終われ釣りに対する感覚さえ麻痺しつつある自分はちょっと嫉妬を憶えた様な気もします。
いい意味そんな子供の様な(失礼)心で釣りをしていた、釣りを始めた頃の無心な自分を思い出してみたりもしました。私にとってそんな気にさせてくれる人それが名児耶さんです。
残念ながら再起川デビューにお付き合いできませんでしたが。
じっくりゆっくり、リハビリして下さい。釣りやすい川はもう見つけてありますよ。
いい時期にまた行きましょう。 川と自然は少しのことではそう変わらずにいつまでも名児耶さんが来られる時のペースで待っています。
いわき在住 佐藤彰恭